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日常の雑用から解放されて、あげ膳・据え膳の旅行はまことに楽しい。先日の十二日一泊二日の旅はそれに加えて大きな自然に接することが出来たのだ。
海辺のホテルの7階から見た落日の荘厳なこと! 遠く海の果ての水平線のかなたにまさに沈もうとする太陽――その赤さ、大きさ、美しさ、人知の及ばぬ大自然の原始の景色に見た人は息をつめ、目をみはり、そしてやっと歓声をあげたのだった。私は十一階の住人なのでこのような落日はよく見るのだが、広い大きな太平洋のかなたに沈む太陽とビルの谷間に隠れる太陽とでは「月とすっぽん」「共産党と自民党」ぐらいの差がある。
昔から太陽は人々の信仰の対象であり、希望の星であり、生活の中心であった。文明が進んだ現在でも我々は御来迎を仰いだりして太陽にある種の畏敬の念を持って接している。今後どんなに文明が進歩しても、太陽は自然界はもちろん人間社会にも、ある特定の大きさを占めていくことには間違いないであろう。
「元始女性は太陽だった」といったのは女性先覚者だが、平成の世の中を温かく照らすのは共産党でなければならない、「平成の太陽は共産党だ」などと考えた旅だった。
向島後援会・加藤桃枝
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