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『世直しかわら版』は、東京都墨田区の日本共産党・かたくら洋区議地域連合後援会が発行している後援会ニュースです。
 ■ 墨田区の大気汚染状況を調査・報告 −「すみだの環境を考えるつどい」開かれる

挨拶する大江弁護士 5月25日、曳舟文化センターで、「区民が調べたすみだの環境を考えるつどい」が開かれ、かたくら区議も参加、出席者と懇談しました。
この集まりは、「東京大気裁判墨田連絡会」が去る3月25日に行った区内の大気汚染調査の発表をかねて開かれました。大気裁判は、国や都だけでなく、自動車メーカーも被告にしている裁判で、自動車がまきちらす粉じんによって、ぜん息患者などが多くが発生していることからこの日は、交通量と粉じんなどの大気汚染の状況を調査しました。
  この調査には、東京大気裁判の原告の方も参加されましたが、この原告の方は、粉じん計の値を見なくても濃度が予測できる、まさに『人間粉じん計』です。
つどいでは、「酸性雨調査研究会」の権上かおるさんが区内の調査結果を報告、最もひどかったのは、京葉道路と三つ目通りの交差点の緑3丁目で、NO2(二酸化窒素)は、0.111ppmと環境基準の2倍以上を記録、この交差点では、大型車の交通量が1時間で1152台もありました。

<各測定結果のワースト3>
【交通量(総交通量)】

ワースト
調査地点
道路名など
台数(台/時間)
1
錦糸町駅前交差点 京葉道路+四つ目通り
5,592
2
緑3丁目交差点 京葉道路+三つ目通り
5,580
3
緑1丁目交差点 京葉道路+清澄通り
4,836

【交通量(大型車台数)】

ワースト
調査地点
道路名など
台数(台/時間)
1
緑3丁目交差点 京葉道路+三つ目通り
1,152
2
東向島広小路交差点 水戸街道+明治通り
1,140
3
錦糸町駅前交差点 京葉道路+四つ目通り
1,008

【大気汚染物質(二酸化窒素濃度 )】

ワースト
調査地点
道路名など
二酸化窒素(ppm)
1
緑3丁目交差点 京葉道路+三つ目通り
0.111
2
四つ木橋南交差点 水戸街道+鐘ヶ淵通り
0.062
3
東向島広小路交差点 水戸街道+明治通り
0.058

【大気汚染物質(粉じん濃度)】

ワースト
調査地点
道路名など
SPM(μg/立方m)
1
東向島広小路交差点 水戸街道+明治通り
44
2
緑3丁目交差点 京葉道路+三つ目通り
42
2
緑1丁目交差点 京葉道路+清澄通り
42

 ■ 最大の汚染原因はディーゼル車の大量生産
 ディーゼル車から排出される大量のディーゼル排気微粒子が気管支ぜん息、肺気腫などの慢性呼吸器疾患の原因となることは、30年ほど前から分かっていました。しかし、自動車メーカーは、「燃費がよくて出力が高い」「ガソリン車よりも経済的」など大宣伝して大量のディーゼル車を販売したのです。
 東京大気汚染公害裁判は、今年9月に判決が出される見込みです。現在、気管支ぜん息などの公害患者の数は増加の一途をたどり、東京だけでぜん息患者の数は50万人とも言われ、墨田区にも大勢の患者さんがいます。
 墨田連絡会では、今回の調査で明らかになった大気汚染の実態を一人でも多くの区民に知らせ、墨田の環境を考える人たちと手をたずさえ、墨田から、東京から大気汚染をなくしていく活動をつよめたいとしています。
 ■ 「大気汚染公害被害者救済の請願」審査でのかたくら区議の意見(要約)
 昨年12月の区議会に」提出された「大気汚染公害被害者救済の請願」の審査にあたって、かたくら区議は、以下のような賛成意見を述べました。

 「私は、東京の実情からすると、大気汚染、たとえば自動車の排気ガスだとか、そういう原因を考えると、この幹線道路の沿道の人々がおもな被害を受けるかというとそうではない。幹線道路は、東京で約100本も通っているといわれている。だから、個々の道路の問題ではなく、東京全体に広がっているのが、一層深刻な事態をもたらしていると考える」

 「私は、いま、患者の皆さんの発作の苦しみだとか、生活や治療のことなどを考えたら、二重、三重の苦しみのなかから、都や政府に対して、新たな大気汚染患者の救済を実施してほしいというこの請願は、全く当然の内容だちと考える。この請願は、すみやかに墨田区議会として都および政府に対して意見書を提出すべきだ」

 なお、この請願は、自民などの反対で不採択とされました。